ヴォロ語
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ヴォロ語 Võro kiil |
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話される国 | エストニア |
地域 | 南エストニア |
話者数 | 約70000人 |
順位 | 100位以下 |
言語系統 | ウラル語族 フィン・ウゴル語派 |
公的地位 | |
公用語 | なし |
統制機関 | なし |
言語コード | |
ISO 639-1 | |
ISO 639-2 | fil |
ISO/DIS 639-3 | |
SIL |
ヴォロ語(Võro kiil)は、エストニア南東部の言語。エストニア語、フィンランド語、ハンガリー語同様、ウラル語族・フィン・ウゴル語派に属する。ヴォロ人と呼ばれる7万人の人々によって、郷土色の強い地域言語として話されている。タリンやタルトゥその他、エストニアの各地にも話者がいる。
現在、26の学校で週1回ヴォロ語が教えられている。また、ヴォロ語だけで書かれている新聞Uma Lehtが、毎月2回発行されている。
ヴォロ語の読み方は、おおむねエストニア語と同じである。ただし、q は声門閉鎖音を、y は狭中舌非円唇母音を表す。 ś, ń, ĺ, t́, ḱ, h́のような「´」のついた子音字は、口蓋化を表す。ただし、s'のようにアポストロフィーで書かれることもある。
フィンランド語やハンガリー語同様、母音調和が行われる。